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中学生の勉強の仕方

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中学生の勉強の仕方

中学生の勉強の仕方

2023/10/25

 中学校に入学すると小学校といろいろな点で学習環境が変わってきます。9教科について内申点がつけられ1から5までの評定がなされたり、3つの学期ごとに定期試験が行なわれ、学年やクラスでの5教科合計点の順位がつけられたりします。

 そして、何よりも一貫して強い影響を生徒に及ぼすのは、中学3年時にくる高校進学に伴う受験勉強への意識なのです。ただこれは、親御さんの自分の子供への期待からくるプレッシャーによるものです。そしてこれが塾へ行って勉強するようになる背景にあるわけです。多種にわたる学校行事と自ら選択する部活動などとのバランスをとりながら、高校入試に対応できる学力養成がすべての中学生に求められています。

 通常、高校入試で合否判定に用いられるのは、主要5教科の合計点数と中学3年間の内申点の合計です。その他、部活動や生徒会役員や各種委員会活動や英検・漢検などの資格取得などが合否判定の材料とされます。

 このように、中学校生活はいろいろな分野を客観的に点数化して、すべての生徒は選別されていくのです。このような事情から中学生の勉強の仕方は次の項目にまとめることができます。

 

①どの教科の授業も前向きに取り組み、板書された重要事項は必ずノートに書き写して、後で復習して覚える努力をするべきです。

 

②できれば教科書は授業の前に目を通して予習をしておき、授業中は特に重要箇所には目印を付けておき、授業の後でしっかり見直し、記憶し覚えるべきことはその日のうちに頭にいれる。

 

③ノートは2冊用意しておき、1冊は授業中の板書の記録用に、もう1冊は重要用語や漢字や英単語・基本文を書いて覚えるために用います。また数学の計算をやったり、理科の公式・図表を書いて覚えたり、社会の地理・歴史・公民用語を覚えるために使います。この際、きれいなノート作りは必要ありません。黒ボールペンか2B以上の鉛筆でとにかく覚える事柄を書きなぐってください。消しゴムを使わず、マーカーによる色ずけは最低限にします。見た目のよいノートよりは書いて覚えるノート作りに心掛けてください。

 

➃次に授業で学んだことを学校採用のワークブックで問題練習しましょう。定期試験の範囲の発表を待たずに、授業で進んだ部分をその都度解いていきましょう。まだ覚えていない知識については教科書や地図帳や資料集(理科・社会)で調べて答えを探すことは大いにに望ましいことです。この作業は塾とかで指導者のいる場で行うことも有効です。数学や理科の計算のやり方がわからない時に塾の先生に教わりながらやってもいいでしょう。「解答」はどうしても答えが見つからない時と答え合わせの時に使います。くれぐれも「解答」の丸写しはやめましょう。そのためには、テストまでに余裕のある時期にワークブックに取り組むべきです。

 

➄ここからは塾で問題演習をし、自分の弱点分野を克服する作業に入ります。数学の複雑な式や方程式の計算だったり、文章題全般や関数の応用などは、どんな生徒にとっても練習が必要です。また英語の単語・基本文が正確に記憶されているかを塾の先生に確認してもらうことも必要になります。漢字の読み書きや国文法の知識もまた塾での確認作業が必要です。塾での問題演習は学校の試験のように成績をつけるためのもではありません。学校での試験でより良い点数をとるための問題演習なのです。生徒の意欲と能力に合わせて塾専用教材を購入していただくこともあります。また、別の生徒の場合はワークブックを何度もくりかえしやり直す方が効果がある場合もあります。数学の問題で解答を見ながら解いた問題は、ノートに問題だけ写して何度もやってみる努力をすれば、必ず自力で解けるようになります。生徒が自分がどこから問題練習をしていいかわからないときは、担当の塾の先生に判断をゆだねたほうが無駄な努力を回避できるでしょう。入塾したら必ず塾専用教材をやるのが当然と考えるのはやめましょう。生徒個々の意欲と能力に合った勉強法がもっとも大切なのです。

 

⑥塾専用教材をどんどんやり通せる生徒の場合は、塾専用月別テストを行うことは実力養成上で非常に有効であることは議論の余地はありません。ただしこの塾内テストはある一定の意欲と能力のある生徒のみに向けて採用されるべきで、それ以外の生徒には苦痛と劣等感しか与えないので控えたほうがよいでしょう。これらの生徒には、ワークブックから重要事項や必修問題を取り出して問題を作成してあげて、学習したことが身についているかを確かめてあげるほうが親切であり、生徒のためになると考えられます。

 

まとめ:①から➃はどんな中学生でも実行しておきたい勉強の仕方でしょう。➄⑥は、塾に在籍している生徒のより実力向上のための勉強の仕方となります。生徒の意欲と能力に合った方法が一人一人違っているので、これは専門家の塾の先生に聞くのがベストだと結論づけしておきます。

 

 

 

 

 

 

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